電源コード断線火災事故 ドライヤーが最多の61件(産経新聞)

 電源コードの断線によるやけどや出火などの事故が、平成16年度から20年度の5年間で185件発生していたことが9日、独立行政法人、製品評価技術基盤機構(NITE、東京都渋谷区)のまとめでわかった。製品別では、使う際にコードがねじれることが多いドライヤーが61件と最も多かった。NITEは「電源コードは大切に扱い、ねじれや傷などを点検して」と注意を呼び掛けている。

 事故が多かった製品はドライヤーのほか、こたつ(31件)、掃除機(25件)、電気あんか(23件)、電気毛布(16件)など。このうち5件の火災で7人が死亡している。

 電源コードは、繰り返し折り曲げたり、器具に巻き付けたり、重いものを上から載せたりすると、表面のビニールカバーが劣化して内部の金属線が切れたりしてしまう。その結果、異常発熱やショートを起こし火花が発生、周りの可燃物に燃え移り、火災ややけどの原因になるという。NITEでは「切れているように見えなくても内部は切れている場合もある。コードが熱を持っていたり電源が入らなかったりする場合は危険」としている。

 特に、電気あんかなどの就寝中に使う暖房器具の場合は、「発火に気がつきにくく、布団などの可燃物が近くにあるため大きな火災につながりやすく非常に危険」(NITE)と指摘。コードを収納する際は、折り曲げて束ねるのではなく、「輪を複数作って重ねるようにして束ねると、コードに無理な力が加わりにくい」としている。

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